部下が使えないと嘆くリーダー

「あいつら使えない!」と嘆くリーダーがあなたに相談してきたとします。あなたならどう応えますか?

 

製造現場でもオフィスでも、こんな言葉を耳にしたことはありませんか?

 

> 「うちの部下、本当に使えないんだよ!」

 

 

 

現場リーダーの立場にある人から、愚痴交じりの相談を受けたことがある人も多いのではないでしょうか。

 

そんなとき、あなたならどう返しますか?

 

 

 

私の答えはこうです。

 

> 「そうですよねー、本当に“完璧な部下”がいたら楽なんですけどね。
指示しなくても先回りして動いてくれて、チームの成果も勝手に上げてくれて、
何でも嫌な顔ひとつせずやってくれて、それでいて上司を超えようとはしない……。
でも、もしそんな人が本当にいたら、その人こそがリーダーになるべきですよね。」

 

この一言で、リーダーも少し笑ってくれます。

 

 

 

なぜそんな返しをするのか?

 

それは、アドラー心理学に通じる考え方があるからです。

 

アドラーはこう言いました。

 

> 「人は他者の課題に土足で踏み込むべきではない。」

 

 

 

つまり、「部下が使えない」というのは本当に部下の問題でしょうか?

 

実はそれは、**部下をどう導くかという“リーダー自身の課題”**かもしれません。

 

部下を責めるより、

自分に与えられた“リーダーという役割”をどう果たすかに集中したほうが、

職場はずっと良い方向に向かうと私は考えています。

 

 

 

「使えない」と言われた人の居場所は?

 

そして忘れてはいけないのは、「使えない」と言われた部下の気持ちです。

 

もし自分がその立場だったら?

 

自分が現場のリーダーで、「あの人はダメだ」とレッテルを貼られたら?

…きっと、職場に行くのがつらくなるはずです。

 

だから私はこうも言います。

 

> 「そんな“使えない”と呼ばれる人も、しっかりコントロールできているリーダーってすごいですよね。」

 

 

 

そう言われたら、どんなリーダーでもちょっとやる気が出ませんか?

 

 

 

「使えない」は誰の視点か?

 

“使える・使えない”という言葉は、見る人の立場で変わります。

 

上司から見て“使えない”人も、

別のチームでは大活躍するかもしれない。

 

要は、「どう活かすか」。

 

それを考えるのがリーダーの役割であり、醍醐味なのです。

 

 

 

おわりに|あなたの現場ではどうですか?

 

もし、あなたの周りにも「使えない」と言われて困っている部下や、「部下にイライラしているリーダー」がいたら、この記事をシェアしてみてください。

 

少しでも気持ちが軽くなったり、

新しい視点が見えてきたら嬉しいです。

 

 

 

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💬 現場でのリアルな声をお待ちしています。

 

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