その金額、高い?安い?
その金額、高い?安い?
働くうえでも生活するうえでも、コスト感覚はとても大事です。
「何にいくらかけるのか」「それは妥当かどうか」——これを外すと、良い仕事はなかなかできません。
でも、この“コスト感覚”って、意外と正解が見えにくいんですよね。
同じ1万円でも、あるものには安いと感じたり、別のものには高いと感じたりします。
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購入申請のとき、こんな経験ありませんか?
あなたが現場で「これは必要だ」と思った道具を買うために、上司へ購入申請を出します。
すると、こんな反応が返ってくることがあります。
> 「これ、本当に必要なの?」
そのとき、
「必要だから申請してるんですよ!」と感情的に返すのは、得策ではありません。
その場は通ったとしても、あなたの評価は上がらないし、次回の申請にも影響します。
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信頼を得る購入申請は、ここが違う
大切なのは、理由をしっかり添えること。
しかも「現場の人がほしいと言ったから」ではNGです。
例えば——
コスト削減につながる:回収見込みは〇か月
相見積もりを取って最安値を確保
作業効率〇%アップで残業削減見込み
こうした理由を添えるだけで、上司も承認しやすくなります。
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上司の立場を理解する
私も上司として部下の購入申請を受け取ってきました。
正直、「こいつ何も考えてないな」と思ったら、気持ちよく承認できません。
逆に、会社の立場や数字を考えた提案は、たとえ金額が高くても前向きに検討できます。
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長期的な信頼が、自由度を広げる
購入申請は、ただのモノのやりとりではありません。
信頼の積み重ねです。
一度信頼を得られれば、多少高額でも「あの人が言うなら必要なんだろう」と思ってもらえる。
そして、それが将来の自由な改善提案や、新しい挑戦につながります。
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まとめ
「必要だから」だけでは通らない
根拠・数字・会社のメリットを添える
長期的な信頼が、将来の自由度を広げる
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あとがき
コスト感覚は、一度で身につくものではありません。
日々の申請や会話の中で、少しずつ磨いていくものです。
もしあなたが「申請が通らない」「説明してもわかってもらえない」と悩んでいるなら、
まずは今日から「数字と理由」をセットで伝える習慣を始めてみませんか?