あの頃は良かった病に効く!部下や同僚を動かす話し方」

 

夏休み前、小学生の子供が通知表を持って帰ってきました。
「おいおい、二重丸が全然ないじゃないか。もっと勉強しなさい!お父さんが小さい頃は二重丸ばっかりだったぞ!」
まるで教科書に載せられるレベルの“よくない例”を、そのまま子供にぶつけてしまった私。

しかし、うちの子は容赦なし。
「嘘つき!バァバに聞いてみるからね!」と言って祖母に連絡。
当時の通知表を見せてもらうと…なんと私も成績は散々なものでした。
「おかしいなぁ、そんなはずは…」としか言えませんでした(笑)

家庭と仕事では「伝え方」が変わる

もしこのやり取りが職場で起きたらどうでしょう?
家族のように何でも言い合える関係ではありませんし、仕事では「稼ぐ」「成果を出す」という明確なミッションがあります。

特にベテランになれば、過去の経験を次世代に伝える使命もあります。
でも、その「伝え方」を間違えると逆効果になることも…。

過去の栄光を“武勇伝”にしない

過去の苦労は記憶の中で「超絶苦労」に変わり、成果は「10倍盛り」になりがち。
でも、自分中心の自慢話は聞き手の心を動かしません。

そこでおすすめなのが、「失敗談」を語ることです。

「こんな時に上司にめっちゃ怒られた」

「上司からの言われ方がキツかったからって不貞腐れた態度とってたら仲間からも怒られちゃった」

 

こうした失敗談は、聞いた人に親近感を与えます。
そして、相手も自分の失敗談を話してくれるようになり、お互いの信頼が深まります。

失敗談が相手の行動を変える

 

相手は「この人はこういうことを失敗だと思ってるんだな」と学びます。
結果的に、そのやり方を避けたり、別の工夫をするようになるのです。

冒頭の子供の話も同じ。
「大人になったら苦労するぞ!」ではなく、「こんな風に苦労した」という自分の話をした方が響きます。
「こんな大人になりたくない」と思えば、子供は自分から勉強します。

部下やチームメンバーも同じで、「失敗したくない」という気持ちから、経験を教訓にしてくれるでしょう。
あとは本人次第。
私たちがすべきことは、“きっかけ”を渡すことです。

アドラー流の考え方で、実践してみよう

心理学者アドラーの教えにもあるように、「課題の分離」が大切。
相手が行動するかどうかは、相手の課題です。
私たちはそのきっかけを作るだけで十分。

ぜひ今日から、「失敗談を語るコミュニケーション」を試してみましょう。

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現場での経験や、家庭でのちょっとした気づきも大歓迎です。

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