すぐ動こう ― 仕事の速さが信頼を生む

 

仕事が舞い込んできたとき、つい

「あー、今はちょっと忙しいし、後でやろう」

と思ってそのままにしてしまった経験はありませんか?

今日は、「すぐやる」ことの大切さについてお話します。

 

 

 

まずは最小単位でも取り掛かる

 

あなたが誰かに仕事を頼んだとします。

頼んだ仕事をすぐにやってくれる人を、あなたは信頼するはずです。

 

だから、頼まれたらまずすぐに取り掛かることが大事です。

 

ここで言いたいのは、完璧にやろうとする必要はないということです。

仕事の最小単位、たとえば「資料を開く」「一歩目を始める」だけでも構いません。

 

宿題でも同じです。やり始めるまでが一番腰が重くなります。

一歩踏み出せば、自然と作業が進んでいくことがあります。

これを心理学では 「行動開始効果」 と呼ぶこともできます。

 

さらに、最小単位の行動を何か物理的に形として残すことも大事です。

例えば、

 

「この件について検討を始めました」とチームに向けて一通メールを送る

 

試作品を1個作って上司や関係者に手渡す

 

必要な部品を購入して棚に並べ、次の作業にすぐ使える状態にしておく

 

 

などです。

頭の中だけで考えているのではなく、何か形に残すことで、周りに「動いてくれている」という安心感と信頼を確実に示すことができます。

 

 

 

すぐにやればお互いがハッピー

 

待たされ続け、やっと完成品を受け取ったとき、あなたは心の底から「ありがとう」と言えるでしょうか?

多くの場合、「もっと早くしてほしかった」と思ってしまいます。

 

逆に相手からすると、せっかく頑張ったのに期待通りの反応が返ってこないと、やる気がそがれます。

結果として、職場全体の雰囲気も良くなりません。

 

しかし、最小単位でも仕事を前に進めてくれれば、

 

次回にも期待できる

 

逆に今度お願いした仕事も積極的にやってくれる

 

 

こうしてお互いの信頼が少しずつ積み重なり、職場の雰囲気も良くなります。

 

 

 

時間は有限、できないことは調整する

 

もちろん、全部の仕事を完璧にこなせるわけではありません。

できないことはきっぱりと断ったり、他に振ったり、調整したりすることも大切です。

 

大事なのは、「やる/やらない」をはっきりさせること。

その上で、できることはすぐに手をつけ、形として進捗を残す姿勢を持つと、信頼もやる気も自然と高まります。

 

 

 

今日の気づき:明日から実践できる行動

 

仕事が来たら、完璧でなくてもまず一歩踏み出す

 

最小単位でも前に進め、物理的な形で残す

 

できないことは調整・断る・振るなど明確にする

 

待つ側・頼む側の両方がハッピーになる職場を意識する

 

 

今日からは、「とりあえずやってみる」を意識し、小さな行動を形に残すことも心がけてみましょう。

小さな一歩が、大きな信頼とスムーズな職場環境につながります。

 

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です