なぜ報告できないのか?その理由と解決策
「なんでそれを早く報告しないの?」
「そんなの聞いてないぞ!」
上司や同僚にこう言われた経験はありませんか?
逆に自分が誰かに言ったことも、一度はあるのではないでしょうか。
ほとんどの人が経験しているこのやり取り。
なぜ報告や連絡ができないことがあるのでしょうか?
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報告できない主な理由
私が感じる大きな理由はこの3つです。
1. 言う範囲と言わなくて良い範囲が不明確
2. 言っても意味がない(解決してくれない)と思っている
3. 報告すると仕事が返ってくる(「対策を考えろ」と言われる)
この3つをなくせれば、きっと風通しの良い職場ができるはずです。
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報告が増えるためのコツ
1. 不具合を見つけたことをまずは喜ぶ
「改善の種になるね!」
「良いところに気づいたね」
「早く報告してくれたおかげで助かったよ」
そんな言葉をかければ、報告した人は「自分の行動は価値があったんだ」と感じます。次もまた報告しようと思うようになります。
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2. 解決するまで協力する
報告を受けたら、まずは一緒に解決することを意識しましょう。
「この作業にこんな苦労がある」と言われたら、すぐできる工夫を一緒に考える。
解決できれば、次からは「じゃあこの件はどうしたら良いと思う?」と自然に相談できるようになります。
ここでは知識やスキルが必要です。
だからこそ、問題解決能力の高い人は頼りにされ、カッコいいのです。
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3. 解決を押し付けない
問題発生の報告に対して、いきなり「で、対策は?」と言ってしまうのはNG。
これでは「報告すると損する」と思わせてしまいます。
一緒に考えれば、報告は「負担」ではなく「協力」になります。
協力して解決できれば、仕事はむしろ減るのです。
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今日の気づき
報告する側、される側。
どちらか一方の努力ではなく、お互いが歩み寄ることで風通しの良い職場は生まれます。
報告しやすい雰囲気をつくり、報告されたら一緒に解決する。
その積み重ねが、最高のチームをつくります。