誰の課題? ― 提案が通らないときに考えたいこと
今日は現場の作業者からこんな意見をもらいました。
「工場内が暑いので扇風機を使っているのですが、後ろ側が逆に暑く感じるんです。
モーターが熱くなってるんだと思います。だから定期的に止めて冷やした方がいいとリーダーに言ったんですが、
“止めたらもっと暑くなるだろう”って言って全然聞いてくれないんです。
リーダーは解決してくれないし、僕たちの意見も聞いてくれません。なんとかしてください。」
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提案が通らないときに起きること
気持ちはよくわかります。
「問題を解決してほしいのに、聞いてもらえない」
「自分の意見を否定された」
そんなとき、人は「なんで分かってくれないんだ!」と怒りに変わりがちです。
でも少し冷静になって考えてみましょう。
提案内容そのものに問題はなかったでしょうか?
今回の例では、実際に扇風機のモーターを触ってみると熱くありませんでした。
リーダーはそれを見抜いて「意味のない提案だ」と判断したのかもしれません。
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相手の言い方と提案の中身は別の話
「リーダーの言い方が悪い!」という声も聞こえてきそうです。
確かに言い方の問題はあります。
でもそれはリーダーの課題であり、自分の課題ではありません。
自分の課題は「どうしたら提案を受け入れてもらえるか」。
そこを考え、改善していくことが大事です。
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信頼を得る人の共通点
信頼の厚い人は他人のせいにしません。
相手が悪いと感じる場面でも、
「自分にできる工夫はないか?」を探して実行します。
その積み重ねが信頼を生むのです。
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まとめ
提案が通らないとき、相手の言い方に腹を立てても解決しない
自分の課題は「どうしたら通る提案になるか」
他人を責めず、提案の仕方を工夫することが信頼につながる
👉 あなたも明日から「通る提案の仕方」を意識してみませんか?