今日の現場エピソード:挨拶しない人にはどう接するか?
ある時、現場のリーダーと作業員が意見の食い違いでぶつかったそうです。
それ以来、その作業員は意地を張ってリーダーに挨拶をしなくなったとのこと。
さて、あなたがリーダーなら、どう接するでしょうか?
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「無視には無視」をしてはいけない
「相手が挨拶をしないから、自分もしない」――。
これはやめておくべきだと思います。
なぜなら、それでは相手に合わせてあなたまで「挨拶しない人」になってしまうからです。
周りから見ても「感じが悪い人」という印象を持たれてしまい、積極的に関わりたいとは思われなくなるでしょう。
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正しい行動を続けることの強さ
逆に、あなたが挨拶をし続けたらどうでしょう?
周りはきっと「リーダーの方が大人だ」と感じ、あなたに同情や信頼を寄せてくれるはずです。
私はよく「殴られるときは殴られ続けよう」と表現します。
もちろん本当に殴られるわけではありませんが、相手から攻撃されても、自分は正しい態度を崩さないことが大切です。
そのうち事態を見かねて誰かが仲裁に入る時がきます。
その時に「お互い様だよね」とされてしまうと、あなたも無視していた分、譲歩を求められてしまいます。
だからこそ、正しい行動を続けることが最善の策なのです。
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信頼は正しい行動の積み重ねから
上司に怒られるから報告しない。
同僚が協力してくれないから、自分も協力しない。
これでは信頼を失うだけです。
リーダーとして大切なのは「相手に左右されず、正しい行動を続けること」。
その積み重ねが、やがて周囲からの信頼となり、チーム全体の力になります。
今日も、自分の姿勢を守りながら現場に立ちましょう。