平均点じゃダメ?本当に必要なのは「共通の目標」
小学生の娘がテストの結果を持って帰ってきて、母親に言いました。
> 「お母さん、平均点以上取れたよ!」
どや顔の娘。
しかし母親の返事は冷たく――
> 「平均点じゃダメじゃん。もっと上を目指さないと」
その瞬間、娘は「もういい!」とやる気を失ってしまいました。
はたから見ると「お母さん、もっと言い方あったんじゃない?」と思いますが…これ、実は職場でもよくある話なんです。
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共通の目標がないと、評価がすれ違う
今回のケース、娘は「平均点を超える」ことが目標だったのかもしれません。
もし「最下位脱出」が目標だったのなら、すごい成果です。
逆に「クラスでトップ3を目指す」つもりで平均点だったのなら、確かに残念。
つまり 「目標が何か」を共有していなかったから評価がすれ違った のです。
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工場でもよくある「他人基準の安心」
仕事でも同じです。
例えば――
「今日は100個組み立てよう」と目標を立てたのに、終わってみれば80個。
それでも、
> 「まあ、あの人より多いから大丈夫か」
と安心してしまう人。
工場ではこういう光景、よく見かけます。
でもこれでは成長につながりません。
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信頼されるリーダーがすること
そんな人には、上司がきちんと「目標」を立てさせましょう。
そして、
その目標に対してどうだったか?
次にどう改善するか?
その目標自体が適切か?
を一緒に考えること。
これができる人が「信頼されるリーダー」です。
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明日からできる一歩
まず「目標を明確にする」
そして「結果を目標と照らして評価する」
できたら「次の一歩を一緒に考える」
これだけでチームのやる気と成長は大きく変わります。