やるべきことはやったんでしょうね?

やるべきことはやったんでしょうね?

若い頃、上司に有休申請をしたときのことです。
「有休を取るのはいいけど、やるべきことはやったんですよね?」

特に期限の迫ったタスクもなかったので予定通り休みを取りましたが、問題はその後でした。

有休を取った途端、

「あれはやったの?」

「これはどうするの?」

「こんなペースでやっていけるの?」

と、さまざまな追い込みが増え、だんだんと有休が申請しにくくなっていきました。気づけば休日出勤も増え、残業も常態化。結果として、やるべきことを進める最適ペースを自分で決められず、すべてのタスクが“最優先”になってしまったのです。

「やるべきこと」は無限にある

「やるべきことをやれ!」
こんな指示を部下にしてしまっている人は多いのではないでしょうか。

一見すると正しい言葉に聞こえますが、実はとても曖昧です。

上司が具体的に指示できないときの逃げ道になっている

部下に丸投げしつつ、保険として「やれと言ったよね?」と言えるようにしている

これでは部下は迷い、仕事は停滞し、改善どころか消耗ばかり増えてしまいます。

指示は「具体的に」or「任せる」

良いチームをつくるためには、指示はできるだけ具体的に出すことが大切です。もし具体的に出せないなら、潔く任せてしまいましょう。

最も良くないのは、上司が仕事を止めてしまうこと。

部下が失敗するかどうかは、彼ら自身の課題

良い道しるべを示せるかどうかは、私たち上司の課題

すべてを完璧に導くことは難しいですが、その実力を少しずつ高めていくことはできます。

まとめ

「やるべきことをやれ」は曖昧な指示であり、チームを停滞させる

指示は具体的に、できなければ思い切って任せる

部下の失敗は彼らの課題、道しるべを示すのは上司の課題

完璧を目指す必要はありません。大切なのは、成長を止めないこと。
さあ今日も、自分を鍛え、チームを前に進めていきましょう!

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